私のためにタイの祝日カレンダー2018年をまとめます。

タイの日本語学校に就職してから1年半以上が経ち、慣れてきたこともあって校長先生からカリキュラム作成の依頼をされるようになってきました。これで一人前の日本語教師だと勝手に胸熱になっています。

いざカリキュラムを作成するにあたって色々と面倒なことがあります。それは東南アジアの中でも、日本と比べても多いとされる祝日です。そこで2018年のタイの祝日について簡単に記事してみようと思いました。

タイは仏暦を採用していますが、国際色豊かなせいか、1月1日はインターナショナルニューイヤーデーがちゃんと祝日としてあります。(大晦日も祝日です)
そしてタイ人が一番働くかどうかはわからないですが、タイの中で休みが全然ない時期があります。1月1日のニューイヤーズデーから3月1日まで丸2ヶ月祝日がありません。3月1日はマカブーチャと呼ばれる仏教の祝日ですので飲酒が禁じられています。マカブーチャが終わると、タイは年末へ向けて駆け足になります。
1782年ラーマ1世がチャクリー王朝を作りバンコクに首都をおいたことを記念した4月6日のチャクリー王朝記念日になると、タイ人は年末モードに入り授業があっても誰も聞こうとしません。中には学校に来ない生徒もいます。翌週にソンクラーン(タイのお正月)が始まります。ソンクラーンといえば水かけ祭りが有名です。私たちの学校は、日本人先生の多くが日本に帰ることや1年間のクラスが5月から始まるおかげで、約2週間の休みがあります。私は水掛け祭りを楽しんでから日本に3日だけ帰り、そのあとは友人とシンガポールで過ごす予定です。
5月1日はレイバーデーと呼ばれる労働者の休日で、日本のメーデーに当たります。5月2日から新カリキュラムが始まるので5月1日は先生方は学校に来ていることが多いです。私も準備のためにそうなると思います。
5月29日はヴィサカブーチャと呼ばれ、釈迦が誕生し、悟りを開き、入滅した日とされる日でマカブーチャ同様に酒類の販売が禁止されています。
祝日の渋滞が起こる7月下旬、7月27日 アサラハブーチャ(三宝節)、7月28日 カオパンサー(入安居)、7月28日 ワチラーロンコーン国王陛下誕生日です。7月28日にはまさかの祝日が2つあると言う事態が起こっています。ただ祝日が2つ被るからといって休みがもう1日増えるわけではありません。ただ2018年は暦上7月28日が土曜日にくるため7月30日が振替休日となっています。
8月のお盆シーズンにはシリキット王妃の誕生日が8月12日にあり、これが日曜日なので月曜日が振替となっています。
9月は祝日がなく、10月になると2016年10月13日に前国王であるラーマ9世が没したのですが、それを弔う日として去年から10月13日がラーマ9世記念日となりました。それから10日後の10月23日はチュラロンコン大王の命日にあたり記念日とされています。
このチュラロンコン大王にナレスアン大王とラムカムヘン大王を加えてを三大大王がと呼ばれています。特にチュラロンコン大王はタイの近代史を語る上に最重要な人になっています。
12月5日は前国王の生誕日が祝日となっています。
日本人の人には「何で前国王の生誕日が祝日なの?」と疑問に思った人がいるかと思いますが、日本も前天皇の生誕日が祝日になっているんです。このことは日本人でも知っている人が少ないようです。(たまたま20代の同僚の先生が授業を聞いており、驚いていました。)
先日の12月7日の授業中に今年から12月5日はラーマ9世誕生日じゃなくて生誕日となっていることについて説明した時に、日本では前天皇の誕生日を生誕日として残すのではなく別の名称で祝日になっていることを話しました。
ちなみに、昭和天皇の誕生日(4月29日)は、昭和の日(私が学生の時はみどりの日でした)となっています。明治天皇の誕生日(11月3日)は、文化の日となっています。ただ側室を取らなかった天皇として有名な大正天皇は在位期間が短かかったせいか誕生日(8月31日)は祝日になっていません。
前回の記事でも書いた12月10日は憲法記念日となっています。
最後に大晦日でタイの祝日は終わります。

2018年の祝日
1月1日(月) 新暦新年
3月1日(木) マカブーチャ(万仏節)
4月6日(金) チャクリー王朝記念日
4月13日(金)〜15日(日) ソンクラーン
4月16日(月)〜4月17日(火) ソンクラーン 振替休日
5月1日(火) レイバーデー
5月29日(火) ヴィサカブーチャ(仏誕節)
7月27日(金) アサラハブーチャ(三宝節)
7月28日(土) ワチラーロンコーン国王陛下誕生日、カオパンサー(入安居)
7月30日(月) ワチラーロンコーン国王陛下誕生日 振替休日
8月12日(日) シリキット王妃誕生日
8月13日(月) シリキット王妃誕生日 振替休日
10月13日(土) ラーマ9世記念日
10月15日(月) ラーマ9世記念日 振替休日
10月23日(火) チュラロンコン大王記念日
12月5日(水) ラーマ9世生誕日
12月10日(月) 憲法記念日
12月31日(月) 大晦日

 

タイで日本語教師になるには

タイで日本語教師になる方法について聞かれたのでまとめてみます。
先ず、タイで日本語教師になる際の条件について紹介します。(この条件は、海外の他の国であっても然程大きくは変わりません)

①日本語教師養成講座420時間を受講し修了していること。
②日本語教師能力検定試験に合格していること。
③大学で日本語専攻もしくは副専攻をしていた。
④教職免許を持っていること。
⑤タイでの日本語教師歴3年以上
⑥大学卒業以上

*日本語教師養成講座や日本語教育能力検定試験について詳しく知りたい方は以前の私の記事「日本に一時帰国して日本語教師の資格を取りました。」を参照してください。

私が再就職をしたタイでの日本語学校の採用条件は①のみですが、タイの日本語教師に関する求人情報を見ていると①もしくは②、または①と②のどちらとも必要となっていることが多いです。ただ①や②がなくても③や⑤があれば採用されるケースもあるようです。私の務める日本語学校でも③の条件で採用したこともあったようで主任がそれに当たります。(現在は日本語能力検定試験に合格しています。)
ただ⑥の大学卒業以上というのは、⑥だけを条件にしている学校は見かけたことがありません。何かと一緒になっていることが多いです。これは就労ビザの関係によるものだそうです。

では、肝心の海外で日本語教師になる方法について説明します。
a)日本語学校のホームページの求人情報
b)海外向け求人情報サイト(タイに特化したものでも可能)
c)日本語教師養成講座を行っている専門学校のホームページ
d)人材紹介会社(タイだとバンコクにあります)
e)タイの情報サイトやフリーペーパー(フリーペーパーは日系飲食店に置かれています)
f)タイに住む知人の紹介

私は、fの知人の紹介で日本語教師への転職を決めましたが、他の先生方の話によると多いのがbかdだそうです。ただ私的におすすめなのは海外向け求人情報サイトよりも人材紹介会社がオススメです。
大きな理由は、私たちの学校側によるものですが、求人情報サイトというのは、募集を行ったからといって求めている人材が直ぐに来るとは限らないため、どうしても長期的に募集をすることになります。そうなると1ヶ月の費用が比較的安く抑えられるとはいえ応募者が全然来なければその分費用が嵩んでしまうことが多く、結果的に広告費用が高くつくことが多いです。逆に人材紹介会社は、良い人材がきて採用をしないと費用が発生しないため、結果的に安く収まることが多いと思います。
これについては、タイ以外で日本語教師として働く日本語教師養成講座受講時代の同期も話していたので、海外の日本語学校は人材紹介会社の方が安く済むと考えているように思えます。
求人広告費を割けるような日本語学校は求人情報サイトに広告を打つようですが、タイだけでなく海外の日本語学校の多くは生徒募集広告を打つことはありますが、求人となると結構シビアになる傾向にあります。なのでタイで日本語教師へ転職する際はバンコクなどの人材紹介会社を利用することがオススメです。

タイの教育改革:シンガポールとベトナムの教訓2

シンガポールの成功は、高度に熟練した教育者を育成する国の能力故でもあります。将来的な教師は高校卒業生の上位3分の1から選抜されます。質の高い人々をリクルートし、優れた訓練と支援を提供することにより、教育者は多くの人がなりたがる、高評価を受ける職業に発展しました。したがって、適切な報奨は教育者を発展させ、維持する重要な側面であり、シンガポールの教育省は教師の初給与が民間企業と同等を保つことを保証しています。

76の省と1000万人以上の生徒がいるタイでは、シンガポールのすべての教育改革を迅速に模倣するように求められています。ちょうど50万人の学生と400校未満の州立学校しかないシンガポールでは事は比較的容易でしょう。教育についての共通のビジョンを持ったタイでは稀であるシンガポール政府の安定によって、さらに強固になっています。他の側面の実施にはより多くの時間が必要となるかもしれませんが、シンガポールのカリキュラムのペースと数学教育へのアプローチは、タイ当局によって優先的に取り組まれるべきです。

ベトナムは2012年に国際教育コミュニティを驚かせました。15歳の子供たちがPISAに参加し、科学では8位、数学では17位、読書では19位になり、OECDの平均を大幅に上回りました。米国、オーストラリア、英国よりも好成績で会った2015年のPISAの結果は、ベトナムの目覚ましい業績をさらに確かなものにしました。

PISAとは
Programme for International Student Assessmentのこと。経済協力開発機構(OECD)による国際的な生徒の学習到達度調査のこと。日本では国際学習到達度調査とも言われるが英語の原文は「国際生徒評価のためのプログラム」である。(参照元:ウィキペディア

ベトナムの社会的に恵まれない子供たちの結果は、特に刺激的であり、社会的に恵まれない地域の学習者に教育システムが力を与えることができることを示しています。PISAを調整しているアンドレアス・シュライヒャー氏は、「ベトナムの15歳未満の生徒の約17%が、PISA試験に参加しているすべての国や経済状況の生徒の中での上位25%の成績優秀な学生の中にいます。」と説明しました。

ベトナムの教育の成功は、ベトナムでの独立した評価によって確認されています。これによって、PISAのランクが単に試験を受けるスキルを反映したものではないことを確認されています。Young Livesプロジェクトの調査結果によると、ベトナムの生徒の能力は本当に顕著で、ベトナムの10歳の95%が4桁の数字の足し算をすることができ、85%が分数の引き算をすることができます。

シュライヒャー氏は、先進的な政府関係者、集中的なカリキュラム、教育政策の慎重な選択、教員への投資、政治的コミットメントなどをベトナムの成功として挙げています。そのカリキュラムは、シンガポールと同様にコアコンセプトとスキルの深い理解と熟練を得ることを目的としており、タイの現在のカリキュラムとは非常に異なっています。

シンガポールとベトナムのモデルを組み込みことで、緊急に必要とされている教育改革を真に始めることができます。NCPOがこれらの変更を開始しようとするならば、すぐに行動する必要があります。そうすることができないのであれば、民衆の希望に対してより敏感な民主的政府に道を譲らなければなりません。

タイから日本に一時帰国して日本語教師の資格を取りました。

退職願を提出してからは、タイやベトナムなど東南アジア各国での引き継ぎ業務は合計4ヶ月弱に及んでしまいました。ようやくタイから日本へ一時帰国しましたが、思っていた以上に引き継ぎ業務がかかってしまい、日本語教師転職への道に暗雲が立ち込めてしまいました。
それはタイで働く予定(2016年5月より)の日本語学校の校長先生から、就職の条件の1つとして日本語教師養成420時間講座修了を掲げられたからです。この日本語教師養成420時間講座というのは、半年から1年かけて講座を受講するのが一般的だからです。
遅くても4月には帰国出来ると思っていたのが、実際に帰れたのは6月中旬でした。そこから短期間で受講出来る講座を探し、受講することが出来ました。
実は半年コースであれば就職開始予定に十分間に合うのですが、急いでいた理由は他にありました。それは毎年10月に行われるJEESの日本語教育能力検定試験の合格を目指していたからです。

この記事を読んでくれている人は、日本語教師を目指している人もいると思うので簡単に日本語教師養成420時間講座と日本語教育能力試験について説明しておきます。

日本語教師養成420時間講座とは
文部科学省 文化庁(以降、文化庁)によって定められた方針である「日本語教師養成のための標準的な教育内容」に沿った講座のことです。なぜ420時間というかは、日本語教師の能力を習得するために最低限度必要な時間が420時間だと言われているからです。この講座は、文化庁へ登録し受理されている学校であれば、どこでも受講が可能となっています。カリキュラムは学校によって異なっていますが、おおよそ「教育理論」「実技」「教育実習」の3つからなっています。
日本語教師養成420時間講座の受講期間は短くて3ヶ月、長いと2年に及ぶコースがあります。長いコースになれなるほど、働きながら通学できるようなコースになっていることが多いです。また通信講座を行なっていることころもあります。
この講座の費用の目安は、学校によって異なるものの教材込みで50万円〜60万円の所が多いです。

日本語教育能力試験とは
公益社団法人日本語教育学会が認定している日本語教育を行う専門家(日本語教師など)として基礎的なレベルに達しているかを検定する試験のことを言います。試験は1年に1回10月中旬から下旬(年によって異なる)に行われています。出願は6月から8月上旬くらいまでとなっています。合格発表は12月中旬です。受験料は約11,000円です。
現在、タイにいる人が受験をしようとすると、出願と試験の2回は日本へ帰らないといけません。それは出願は海外から行えないからです。
試験形式は、ほとんどがマークシート方式になっており、合格率は約20%となっています。(日本語教師養成講座を受講している時に受講生から聞いた話ですが、試験は難しくほとんどの人が2回、3回と受験しているようで1回で合格する人は少ないようです。)

*これら2つについて説明した理由は、大学で日本語を専攻していなかった人がタイや海外で日本語教師として就職・転職をする場合、どちらかの条件を課されることが多いからです。中には、どちらも必要になるところがあります。また日本語教師が集まりにくい地域などでは何も条件を課されないところもあるようです。

日本語教師養成420時間講座の受講生は様々な方がいました。私のようにセカンドキャリアを求める人だけでなく駐在の奥さん(既に旦那は赴任)と言う方や再就職の一つとして考えている若い方もおられました。大学生活以来の学生生活でしたが、最初は不安でいっぱいでドキドキしましたが、先述したように同じような境遇の方や若い方も多く非常に楽しかったです。また受講している人は同志なので仲良くなるのも早く、受講を修了して1年以上経ちましたが、タイに来てからの今でもラインやフェイスブックでの交流があります。

講座が終わった翌週に受けた日本語教育能力試験は凄く難しかったのですが、なんとか合格し年末には合格通知が届きました。

晴れて、校長先生から言われていた条件の日本語教師養成420時間講座だけでなく日本語教師の資格も取得することが出来ました。すぐに受講が修了したことや日本語教育能力試験に合格したことを紹介してくれたタイにいる知人やタイでお世話になる日本語学校の校長先生へ国際電話を入れました。

そして予定よりも早く2016年1月にはタイへ入り、2016年2月には今の学校で日本語教師として働き始めました。

タイの教育改革:シンガポールとベトナムの教訓1

地域的成功事例が方向性を示しているにもかかわらず、ゆっくりとした軍事政府の学習

2014年に国家平和秩序評議会が政権を握ったとき、タイの失敗した制度を改革することを約束しました。その中で教育が最優先事項でした。しかし18カ月以内に民主的な選挙が行われる予定ですが、実質的な教育改革の兆候は見られていません。近隣諸国に追いつくためには、国のリーダーシップによって決定的な努力が必要となります。

タイの教育制度が不十分であり、改革が緊急に必要とされていることは、政界の両側から認識され、さらには一般の人々によっても認識されています。2015年のNIDAの調査では、タイが最も必要な改革として教育制度を優先させるとの結論が出されました。さらに、タイの教育システムの失敗は毎年強調され、国家評価の平均スコアはほとんど50%を超すことがありません。タイが70カ国のうち55位に入ったOECD生徒の学習到達度調査(PISA)やタイが39カ国のうち26位にランクされた国際数学・理科教育調査(TIMSS)などの最近の国際的な報告書は、タイの教育の悲惨な現状を強調しています。

これらの国際ランキングは、教育者と政策立案者にとって比較するポイントを示すものであり、近隣諸国の成功を調査することで、タイの教育改革の方向性が明らかになります。アセアン経済共同体の中で、シンガポールとベトナムは、重要な改善を行い、現在英国と米国より優位に立っており、有用な教訓を提供しています。

シンガポールは過去10年間、教育評価のトップにあり、教育大国としての地位は、最新のTIMSSとPISAのランキングでトップを奪うことからも証明されています。シンガポール歴史的には、都市の学術水準が低く、教育制度がタイと多くの類似点を共有していましたが、すべてのレベルで高度に文書化され、統一したことが成功を導きました。シンガポールはこれまで、教師中心の「黒板と対話」による手法を使用していました。これはタイではまだ一般的です。しかし、1997年の金融危機以降、学習の量ではなく質に焦点を当てた新たな教育ビジョン「考える学校、学ぶ国家」を採用しました。

このビジョンは、一連の調整された取り組みが開始された包括的プログラムとなりました。国家の算数における堅実な基礎は、世界的な賞賛を得ている「数学のマスタリーメソッド」が成功したことによるものです。この方法の基礎は、実世界の状況を使って抽象的な概念を説明し、運動感覚を伴う活動によってコアスキルの開発することに十分な時間を費やすことです。そしてその各ステップで習熟することを求めます。彼らは各項目を習得するまで次のステップには進みません。

このアプローチは、生徒が基本をマスターする前に高度な概念を導入し、非常に厳しいカリキュラムを設定するタイのシステムと大きく異なります。タイ教育省の低い学問水準への答えは、カリキュラムをより困難にすることでしたが、実際には生徒に基礎を習得させ、強固な基盤を構築するために時間を費やすべきだったのです。

不当に非現実的なカリキュラムに直面した多くのタイの教師は、能力に関係なく失敗した生徒に合格を与えることがよくあります。タイの貧しい学問的地位は大部分この「失敗しない方針」のせいです。

さらに、シンガポールの生徒は小学校3年生になって科学の勉強を始めますが、タイは小学校1年生に適応、進化、種の分類などの複雑な科学的概念を導入します。シンガポールの生徒より早く始めていますが、そのリードはすぐに失われます。平均的な15歳のシンガポール人は、学問的にはタイの学生より3年進んでいます。 

タイで日本語教師に転職したきっかけ

私は、日系企業での海外駐在員をやめて、日本語教師として働いています。

簡単に私の経歴をお話しします。
元々、日本人なら誰もが知っているような日系企業で働いていました。
大学卒業後、最初の5年は日本での勤務でしたが、海外事業部に転属されてからは1年の大半をアメリカやカナダ、ヨーロッパで過ごしていました。そのおかげで英語力が上達しただけでなく各国の文化に触れ、数々の刺激をもらえました。
30代半ばになると、会社はタイ進出を決めたのと同時に東南アジアを担当することになりました。そしてタイ法人を立ち上げてからは、ベトナムやカンボジア、ミャンマーなど近隣の東南アジア諸国を回る生活へと変わって行きました。

毎週、異なる国で仕事をするのは刺激的で楽しいと思ってた反面、40を過ぎても独身だった私は将来に対する不安も芽生えて行きました。
そんな中、タイのカフェで知り合った地元の大学生から「日本語を教えて欲しい」と言われ、タイにいる時は出来る限り日本語を教えるということをしていました。
教え方が上手いということではないと思いますが、授業のたびにその大学生の友達が一人、二人と生徒として増えていきました。
生徒の人数が増えていくと教える私に変化があらわれました。初めは、大学生が持ってきた本を教科書として教えていましたが、オリジナルのテキストを用意したり日本語を使ったアクティビティを行ったりと変わっていきました。
自分でも明らかにわかるほど、教える楽しさを覚えていきました。
40年以上生きてきて趣味という趣味はなく、趣味なんて強いていえば接待用に始めたゴルフくらいでした。それが教える楽しさを覚えると、タイに戻ってくることが待ち遠しくなり、また出来る限りタイにいようと思うようになりました。

充実した日を過ごしていたある日、本社より私の東南アジアでの実績を評価してくれたようで、社長より直々に「役職を用意するので日本本社へ戻ってこないか」という話がありました。私に家族がいれば、迷わずに日本へ戻ることを選択したと思いますが、私は独身で両親も私が30代半ばの頃に他界していたので日本には家族と呼べる人がおらず凄く迷いました。迷った理由は、やはり教える楽しさを覚えたことです。

そんな折、タイの知人の日本語学校の先生に相談をしたところ、彼女の学校で2016年より日本語教師の空きが出るということを教えてもらったり、そんな相談をしていたローカルレストランにたまたま校長先生が来られたり、と偶然が続き日本語教師になる話がとんとん拍子に進んでいきました。

それから数週間後、本社より社長が来られた日に退職願を提出し20年以上務めた会社を退職しました。

新しい教育改革

「外国の大学は、品質保証を示す必要があります。」

ティーラキアト氏によると、これまでも外国の大学はタイに来て、タイの大学との共同経営を行うことができましたが、タイの大学制度に従わなくてはならず、「あらゆる面で極端に厳重な官僚制度」の対象となっていました。例えば、「独自の学位を授与することはできません。彼らはただのパートナーなのですから。」と語りました。

「この新しい法令の下でのアイデアは、彼ら独自の学位を授与することができ、彼ら自身の指導法を行い、自分たちの保有する教授を招くことができるということです。また、非常に優遇された税制上の上限があります。したがって、例えば、タイの高所得者には37%の税率が課されますが、17%の税率で課税されます。」と語りました。ティーラキアト氏は、日本の42の大学が既にバンコクに代理人を派遣していると述べました。「彼らはすでに変化を待っているのです」と彼は言ました。

さらに、米国のカーネギーメロン大学がバンコクの大学と共同でデジタル技術の学位を設定することに興味を持っていることを付け加えました。「彼らは独自の学位を授与したいのです。」

競争上の懸念

誰もが新しい政策を歓迎しているわけではありません。バンコク国立発展行政大学院の応用統計学研究科のリスク管理学講師アーノルド・サクウラウィッチ氏は、人口の減少により高等教育市場が縮小すると、タイの国境にある海外の分校がタイの大学を脅かす可能性があると指摘しました。

昨年の入学時には、入学試験を受けるために大学には15万人までの空きがありましたが、8万人しか入学しなかったとバンコク・ポスト紙は語っています。

しかし、ティーラキアト氏は、「コースは異なるターゲットグループのために行われるため、タイの大学から生徒を獲ってしまうことを心配するべきではありません。」と述べました。

“また、これは市場主導型です。彼らが生徒を獲得することができなければ、彼らは失敗するでしょう。彼らはそれで終わりなのです。」とティーラキアト氏はユニバーシティ・ワールド・ニュースに語りました。「もし彼らが来れば、すべてのルールから免除されますが、彼らは地方の大学との競争に勝たなくてはなりません。彼ら次第なのです。」

モンクット王工科大学ラートクラバン校学長であり、タイ学長委員会議長を務めるスシャシャウィー・スワンサワット教授は、この変更が国の教育と研究環境を改善すると同時に、タイの大学が外国の大学から学ぶことを可能にすると述べました。