タイから日本に一時帰国して日本語教師の資格を取りました。

退職願を提出してからは、タイやベトナムなど東南アジア各国での引き継ぎ業務は合計4ヶ月弱に及んでしまいました。ようやくタイから日本へ一時帰国しましたが、思っていた以上に引き継ぎ業務がかかってしまい、日本語教師転職への道に暗雲が立ち込めてしまいました。
それはタイで働く予定(2016年5月より)の日本語学校の校長先生から、就職の条件の1つとして日本語教師養成420時間講座修了を掲げられたからです。この日本語教師養成420時間講座というのは、半年から1年かけて講座を受講するのが一般的だからです。
遅くても4月には帰国出来ると思っていたのが、実際に帰れたのは6月中旬でした。そこから短期間で受講出来る講座を探し、受講することが出来ました。
実は半年コースであれば就職開始予定に十分間に合うのですが、急いでいた理由は他にありました。それは毎年10月に行われるJEESの日本語教育能力検定試験の合格を目指していたからです。

この記事を読んでくれている人は、日本語教師を目指している人もいると思うので簡単に日本語教師養成420時間講座と日本語教育能力試験について説明しておきます。

日本語教師養成420時間講座とは
文部科学省 文化庁(以降、文化庁)によって定められた方針である「日本語教師養成のための標準的な教育内容」に沿った講座のことです。なぜ420時間というかは、日本語教師の能力を習得するために最低限度必要な時間が420時間だと言われているからです。この講座は、文化庁へ登録し受理されている学校であれば、どこでも受講が可能となっています。カリキュラムは学校によって異なっていますが、おおよそ「教育理論」「実技」「教育実習」の3つからなっています。
日本語教師養成420時間講座の受講期間は短くて3ヶ月、長いと2年に及ぶコースがあります。長いコースになれなるほど、働きながら通学できるようなコースになっていることが多いです。また通信講座を行なっていることころもあります。
この講座の費用の目安は、学校によって異なるものの教材込みで50万円〜60万円の所が多いです。

日本語教育能力試験とは
公益社団法人日本語教育学会が認定している日本語教育を行う専門家(日本語教師など)として基礎的なレベルに達しているかを検定する試験のことを言います。試験は1年に1回10月中旬から下旬(年によって異なる)に行われています。出願は6月から8月上旬くらいまでとなっています。合格発表は12月中旬です。受験料は約11,000円です。
現在、タイにいる人が受験をしようとすると、出願と試験の2回は日本へ帰らないといけません。それは出願は海外から行えないからです。
試験形式は、ほとんどがマークシート方式になっており、合格率は約20%となっています。(日本語教師養成講座を受講している時に受講生から聞いた話ですが、試験は難しくほとんどの人が2回、3回と受験しているようで1回で合格する人は少ないようです。)

*これら2つについて説明した理由は、大学で日本語を専攻していなかった人がタイや海外で日本語教師として就職・転職をする場合、どちらかの条件を課されることが多いからです。中には、どちらも必要になるところがあります。また日本語教師が集まりにくい地域などでは何も条件を課されないところもあるようです。

日本語教師養成420時間講座の受講生は様々な方がいました。私のようにセカンドキャリアを求める人だけでなく駐在の奥さん(既に旦那は赴任)と言う方や再就職の一つとして考えている若い方もおられました。大学生活以来の学生生活でしたが、最初は不安でいっぱいでドキドキしましたが、先述したように同じような境遇の方や若い方も多く非常に楽しかったです。また受講している人は同志なので仲良くなるのも早く、受講を修了して1年以上経ちましたが、タイに来てからの今でもラインやフェイスブックでの交流があります。

講座が終わった翌週に受けた日本語教育能力試験は凄く難しかったのですが、なんとか合格し年末には合格通知が届きました。

晴れて、校長先生から言われていた条件の日本語教師養成420時間講座だけでなく日本語教師の資格も取得することが出来ました。すぐに受講が修了したことや日本語教育能力試験に合格したことを紹介してくれたタイにいる知人やタイでお世話になる日本語学校の校長先生へ国際電話を入れました。

そして予定よりも早く2016年1月にはタイへ入り、2016年2月には今の学校で日本語教師として働き始めました。

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